🦷歯磨き粉のフッ素とは何か🦷

2023年06月30日

様々な歯磨き粉が展開されているなか、どの歯磨き粉にも「フッ素」の文字がありますよね!

フッ素が入っていたらどのように歯に良いのか、今日はフッ素について書いていきます。

 

1.フッ素(フッ化物)とは
歯磨き粉のフッ素は「モノフルオロリン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」といったフッ素化合物のかたちで配合されており、むし歯の発生と進行を防ぐ働きがあります。 虫歯によって溶け出したミネラルの補給をフッ素は促し、健康な状態に修復(再石灰化)します。また、フッ素で再石灰化した歯は、酸に強くなるため、むし歯になりにくくなります。

2.フッ化物濃度
薬用歯みがき類製造販売承認基準によりフッ化物イオン濃度は1,500ppm以下に定められており、基準に従って販売されています。子ども用は約100ppm~1000ppm、大人用は約1000~1500ppmと言われています。主にペースト状の歯磨きが一般的です。ジェル状やフォーム状もあり、これらは吐き出しのできない低年齢児に向いています。

3.年齢別フッ化物濃度と使用量 

虫歯リスクの高い方は1500ppmを推奨します。

※1500ppmのフッ化物配合歯磨き剤、

6歳未満の子どもには使用を控えてください。

 

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医

米国ロマリンダ大学インプラント科 卒業
北海道医療大学 歯学部 歯周歯内治療学分野 非常勤講師
歯学博士

札幌歯科 坂本渉