お口の癖が歯並びや顔の歪みにつながることがあります

2023年06月23日

何気ない毎日の癖が、歯並びや口周り、顔の形に影響することがあります。

実際にどの様な癖が、口や顔にどう現れるのか見てみましょう!

 

2歳半をすぎて指しゃぶりがあると
上下の前歯が接触しない開咬となったり、顎の骨も変形してしまう。
この噛み合わせの場合口呼吸が常態化しやすいので、
早めに矯正することをおすすめします。(図①)

 

噛み締め癖があると
噛んだ時に下の前歯が見えなくなったり(過蓋咬合)、顔が四角くなってしまう。(図②) 

 

片方だけで噛んでしまう癖があると
噛む癖がある方に上下の真ん中がずれてしまったり、顔が歪んでまがってしまう。(図③) 

 

上下の前歯で下くちびるを挟み込む癖があると
上あごの前歯が前に出てしまい、出っ歯の状態になってしまいます。(図④) 

 

舌で歯を押してしまう癖や口呼吸の癖があると
唇からの歯にかかる力が弱くなり、
さらに舌で歯を押していることによって前方に向かって歯が出てきてしまう。(図⑤)

 

 

生活習慣を意識して変えていけば改善する部分もありますが、遺伝的な部分ももちろんあります。

ご自身、お子さまの歯並びが気になる方は一度歯科医師にご相談することをおすすめします!

 

札幌歯科 院長  坂本 渉  Sho Sakamoto

歯学博士
米国ロマリンダ大学インプラント科卒業
北海道医療大学歯学部歯周歯内治療学分野非常勤講師

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医