philosophy

常に新しい知識や技術を取り入れ、世界水準の治療や感染予防対策を実践し、
より安心・安全な歯科医療を提供することで、歯科医業の真の価値を啓蒙いたします。

  • 道民にもっと歯科医業に関して理解を深めてもらえるよう努めます
  • 日本独自のシステムに囚われず、より質の高い医療を提供します
  • 世界水準の歯科医業を担うことができる人材を育成します
  • 臨床で得たデータを学会等で開示し、現代歯科学の発展に貢献します
  • 常に研鑽を積む歯科医療従事者が正当に評価される様な社会づくりを目指します

World-class treatment

広く正確な着眼点を持つドクターによる分析で、
世界水準の治療をご提供

 歯科治療の成功の鍵を握るのは、「分析力」と言っても過言ではありません。最初の「診断・分析」の精度が低いと、治療が無駄に長引いてしまったり、一向に改善しなかったりすることがあります。「分析力」は、ドクターが「どこに着眼」して考えるかで決まります。すなわち「着眼点の良し悪し」で、すべての結果が決まってしまうのです。

 例えば、大阪から東京まで行くことがあるとしましょう。 飛行機・自家用車・新幹線といった交通手段など。目的地は同じでも、どの手段を選択するかで「費用」・「時間」・「安全性」などが変わってきます。特に制約がなければどの方法を選択しても良いと思います。しかし、なにかしらの制約がある場合は違います。翌日の朝早くから出勤するサラリーマンなど、できるだけ早く移動したい人が、「夜行バス」を選択しないですよね。反対に、学生旅行で遊ぶための資金を残すべく、なるべく移動費用を安く済ませたい人であれば、「新幹線」や「飛行機」は選択しないと思います。このように、「制約」が生じた場合、何を優先させたいかによって、すなわち「どこに着眼するか」によって、結果が変わってきます。

 では、歯科治療ではどうでしょうか?悪い箇所を「治癒させること」が患者さんとドクターの共通の「ゴール」で、治療法を提案し、進めていくのがドクターの「着眼点」です。例えば、「薬」で治療するのか、「外科」で対処するのか、「レーザー」などを利用するか、それとも複合的な治療を施すのかなど、「治癒」というゴールに向かう着眼点は数多くあります。そして、その着眼点は「ドクターの経験・知識・見識の度合いによって変化する可能性」があります。

 当院では、使用材料などに制約のある保険診療は行わず、日本歯周病学会認定医・日本歯内療法学会専門医・日本歯科保存学会認定医・アメリカインプラント学会認定医資格を有する広く正確な着眼点を持つドクターが分析することで、世界水準の治療を提供しております。

Infection prevention measures

感染予防対策においても妥協はしません!!

当院では、医療従事者として妥協しない・制約を受けない保険外診療のみを行っております。そのスタイルは、他の多くの医療従事者(医師、歯科医師、看護師など)からも支持を頂き、非常に多くの方々に共感して頂いております。

虫歯、歯周病、根尖病巣(根の病気)など歯科の病気は、そのほとんどが感染症です。また、口腔内は体の中で最も細菌が多く感染症が起こりやすい場所でもあります。つまり、当院が行なっている高度先進医療においても、クリニックの根幹を支える普段の感染症対策が確実でないと最良の治療結果は期待できないと考えております。 

そのため、当院は日々の医療技術の向上から感染症対策はもちろん通常の感染管理などの細部まで定期的なスタッフ教育・医療機器の導入まで努力を惜しみません。

当院は、完全自由診療の歯科医院です。

  • 非接触型センサー自動ドア

    ウイルスや細菌は、様々な経路から私たちの口や鼻からのど(気道の粘膜)に入り込んで体の中に侵入します。主な感染経路として、「接触感染」「空気感染」「飛沫感染」「経口感染」などが挙げられます。それらを防ぐために自動ドアでできることは、接触感染のリスクを軽減させることです。感染症対策はノンコンタクトが基本になります。不特定多数の人が触れる手動ドアのドアノブ、ドアハンドルなどは感染源となる可能性があります。当院の外ドアは、非接触型センサー自動ドアのため、ドアに触れずに通行ができ、接触感染のリスクを軽減しています。
  • 最新空気浄化ゲート

    日本初導入となる最新空気浄化ゲート「PURIUM」。最先端レベルのIoT技術を用いた画期的なシステムにより、花粉や黄砂、PM2.5など汚染物質を除去。クリーンな空気を生み出し、誰もが安心で快適な空間を作ります。

    詳細はこちら:http://www.mitsuishi-b.co.jp/product/purium/
  • 自動ドア連動機能付自動手指消毒器

    手を介した交差汚染を防ぐ決め手は、手指を確実に消毒することです。センサー感知で消毒剤を自動噴射します。指先まで確実に消毒ができるので、交差感染対策に最適です。当院の内ドアの自動ドアは、自動手指消毒器と連動しており手指消毒が完了すると開くシステムになっています。
  • AI顔認証検温モニター

    感染症に感染し発病した場合に現れる1つの症状が発熱です。その発熱の疑いのある人を早期に発見することが感染症対策で重要になります。当院のAI顔認証検温モニターは、非接触で行うため、ソーシャルディスタンスの確保が可能で、また測定誤差は±0.2℃と高精度な体温検知が可能となっています。
  • 空気清浄機(Viruswasher、Declean BT-180D)

    当院では2種類の空気清浄機を使用しております。

    ■Viruswasher

    高性能空気清浄機能を兼ね備える次亜塩素酸空気清浄機
    “塩”を給水タンクに投入して使用し、電解次亜塩素酸水を生成する機能を搭載しています。 本商品を開発したシリウスという会社は、半数以上が元三洋電機の社員で構成されています。ちなみに、パナソニックのジアイーノは元々三洋電機の技術でパナソニックが買い取ったものです。
    次亜塩素酸水の殺菌効果と安全性

    新型コロナウイルスの感染拡大によるメディア報道などで、次亜塩素酸水の名前を初めて知った方も多いと思いますが、そもそも次亜塩素酸水は、厚生労働省からの指針により、食品衛生法で生成方法が指導されている食品添加物です。そして厚生労働省は、食品添加物であり、その殺菌効果と安全性が確かな次亜塩素酸水を【食塩や塩酸を水に溶かして電気分解したもの】と定義しています。

    また、経済産業省からの要請を受けた、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は【電気分解法で生成した次亜塩素酸水】を、新型コロナウイルスに有効である可能性がある消毒方法として選定しました。数ヶ月間に渡って行われたNITEの次亜塩素酸水の新型コロナウイルスに対する有効性評価の最終報告では、一定濃度以上の次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに有効と判定され、複数の公的機関や大学の研究機関でも効果と安全性が認められています。

    NITEの最終報告(出典;NITE WEBページ):https://www.nite.go.jp/data/000111315.pdf

    ■Declean BT-180D

    空気清浄機能付オゾンエア発生機

    PM2.5までも99.95%除去し、さらにオゾンでエアロゾル化した菌やウイルスを除菌します。人体に影響を与える高濃度のオゾンが、新型コロナウイルスに効果があることは、令和2年5月24日に奈良県立医科大学からプレス発表されていましたが、人体に影響を与えない低濃度のオゾンでも、新型コロナウイルスの感染力を低下させる効果があることが世界で初めて、令和2年8月26日に藤田医科大学からプレス発表されました。当院のオゾンエア発生機は、藤田医科大学で活用されているオゾン機器の1つです。

  • 口腔外バキューム

    感染経路別予防策は「接触感染」「飛沫感染」「空気感染」に分類されます。飛沫感染は、感染患者さんのくしゃみ、咳、会話などで放出されたウイルスを含む飛沫が口腔粘膜や鼻粘膜に付着することにより感染します。空気感染はウイルスを含んだ飛沫が乾燥して微小な飛沫となり空気中に浮遊し、それを吸入することにより感染します。

    歯を削るときには、目に見えないほどの細かな水や粉塵が飛び散ります。この水や粉塵がエアロゾルと呼ばれ「飛沫、空気感染」の原因となり得ます。密閉された空間で、長時間高濃度の汚染されたエアロゾルに曝露した場合は、感染リスクが高くなると考えられています。

    当院の「口腔外バキューム」は、強力な吸引力で治療時に発生する細かい粉塵を吸い取り、安心でクリーンな院内環境を作っています。

  • 水消毒の重要性(Dr.Nano)

    「Dr.Nano」は、ナノバブルの水がバイオフィルムを除去し、ユニット内の水を清潔に保ちます。近年、歯科医療の現場では、歯科ユニットのユニットチューブ(給水管)内に形成される『バイオフィルムによる汚染』が注目されるようになりました。

    2015年8月の読売新聞での指摘にもある通り、歯科ユニットのユニットチューブが細く、小流量である構造的な問題に加え、夜間や休診時などにチューブ内の水道水が本来有している遊離塩素が減少してしまうため、細菌が急激に増殖してバイオフィルムを形成することが分かってきました。バイオフィルムは細菌類が排出する粘着性ポリマーでできた微生物の集合体で、細菌を殺菌剤(主として水道水中の遊離塩素)から保護する役割を持ちます。いったん粘着性ポリマーで保護されたバイオフィルムが形成されてしまうと、普通の水道水では除去することができません。

    Dr.Nanoは、ナノサイズの空気気泡を水の中に生成し、ナノバブルの強力な剥離効果によってバイオフィルムを浮き上がらせて剥離し、少ない流水量でもバイオフィルムを押し流すことで除菌します。また、常時、ウォーターラインにナノバブル水を充填させ、バイオフィルムが形成しづらい環境を維持します。

    読売新聞2015年8月27日夕刊記事「歯科 水の細菌対策」(出典:ヨミドクター WEBページ) https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20150827-OYTEW52624/
  • 高圧蒸気滅菌器(クラスBオートクレーブ ララ)

    高圧蒸気滅菌器は、その性能においてクラス別に3つに分類されています。それぞれに滅菌を行える器具の範囲が異なり、最高基準がクラスB。その次にクラスS、クラスNの順で続きます。

    患者さまに安心・安全の環境の中で診療を受けて頂くために、当院ではヨーロッパ規格であるEN13060に準拠した「クラスB」の滅菌器を導入しています。当院では使用する器具はすべてこの滅菌器で処理を行っていますので、院内感染を心配する必要はありません。

  • ロータリー式ヒートシーラー(hawo hd680DE)

    滅菌の質保証の観点から、滅菌が終わった物の無菌性を維持するための包装材とヒートシーラーの信頼性を評価することは重要です。多くの医療現場で使われているガセットタイプ滅菌バッグは、特殊なシーリング方法を施さなければ、滅菌後に高い確率でシールされない箇所ができることが報告されています。また、一番安定したシーリング方法は、ロータリー式ヒートシーラーを用いた方法であったと報告されています。

    当院で使用する器具は、ロータリー式ヒートシーラーでシールし、滅菌パックに入れて管理を行っています。滅菌パックに入った状態で管理することで空気に触れることがなく、細菌やウイルスに汚染されません。

Replete facilities

空間デザインについて

建築家 遠藤謙一良 氏
(株)遠藤建築アトリエ 代表

保険外治療のみの質の高い医療を提供する歯科クリニックです。設計はそのクオリティの高さを表現するために、外壁にアルミ板ルーバーを採用し、角度を緩やかに変化させることで、時間や季節の中でのさりげない光の移ろいを“美しい光景”として表現する存在感の高い外観となっています。また、治療室の1つをガラス張りとし、夜間に歯科クリニックのコンセプトが伝わるガラスのショーケースも組み込まれています。

エントランス上部は吹抜となり、明るい光の演出で待合空間につながります。待合は、木材、タイル、和紙と素材を活かした質感のある設えとし、木材を染色する事で、色調のトーンを整えた治療に通じる微細な階調を感じる高質な空間を創出しました。内部は消毒を含めた高い衛生管理の空間がゾーニングされており、受付はその高い質感と丁寧な治療が伝わるデザインとしました。

仕上げには自然素材を利用して温かいイメージの中に高い質感が感じられるようにし、特にオペ室は高いレベルの医療設備にふさわしい性能を有する空間となっております。より微細な階調をもつ治療に対応するように、明度の階調を微細に変化させていくことで、感性に響く空間を目指しました。

建築デザイン 株式会社 遠藤建築アトリエ
施工 大平洋建業 株式会社
電気 武蔵電気
設備 株式会社 溝淵建設
家具 株式会社 野村建具製作所
セキュリティ セコム株式会社
コンサルタント 宮越悠輔(株式会社ユニバーサルデンタル)
写真 鬼原雄太(&BORDER Ltd.)
ホームページ 小山七絵(株式会社 ニジモ)
印刷物デザイン 梅沢泉(株式会社 KITEN.)
印刷・広告 アチーヴジャパン株式会社

設備紹介

高い技術や知識を持った歯科医師が自身の能力をフルに発揮するためには、
最善の環境と最適な材料、設備環境が不可欠です。

  • マイクロスコープ
    (OPMI® PROergo : カールツァイス社 製)

    高い精度と低侵襲性が求められる今日の歯科医療において、必須となりつつあるアイテム、それがマイクロスコープです。 OPMI PROergoは、カールツァイス社製歯科用マイクロスコープのフラッグシップモデルであり、半世紀以上に渡って光学器械の研究・開発・製造に専念し、グローバルスタンダードを築き上げて開発してきたカールツァイス社の技術の結晶ともいえるものです。OPMI® PROergoシリーズは人間工学を追求し、最新技術を駆使して開発され、歯科医療における全てのニーズに応え、新しい未知なる可能性を広げてくれるまさにカールツァイス社のフラッグシップモデルにふさわしいマイクロスコープです。当院では、北海道で初導入となる“天吊り式 OPMI® PROergo”を使用しております。根管治療(根の治療)には欠かすことのできないアイテムです。
  • 歯科用ユニット
    (シグノT500 : モリタ社 製)

    シグノT500は、Studio F.A.Porscheのデザイン哲学と、モリタのプロフェッショナルな水準を理想的に網羅し、洗練された色、素材、細部までこだわった仕上げはテクノロジーと家具の共生そのものです。さらに容易なメンテナンス性と、複雑な人間工学を満たすような設計をされており、患者さんの快適性はもちろん、ドクターやアシスタントの動きやすさも考慮されています。細部に息づく、明確な建築的構造によって、モリタDNAの妥協のない結果が導き出した歯科用ユニットです。2019年 レッド・ドット賞 プロダクトデザイン部門において『ベスト・オブ・ザ・ベスト』を受賞しております。
  • コーンビームCT
    (PanoACT 3D Upgrade:アクシオン・ジャパン社 製)

    宇宙工学で用いられている高感度CdTe半導体センサーと、革新的な画像処理技術を搭載した歯科用レントゲンPanoACTシリーズ。PanoACTシリーズは、厚みのあるパノラマ画像からデンタル画像を再構成し、パノラマ装置でありながらデンタルの診療報酬算定が厚生労働省で初めて認められました。このPanoACTシリーズが更に進化を遂げ、CT撮影も可能になり、歯科画像診断における4つの撮影(CT/パノラマ/デンタル/セファロ)が1台でできる待望の4in1装置が当院で導入されている“PanoACT 3D Upgrade”です。インプラント、根管治療(根の治療)、審美歯科、矯正には重要なアイテムです。
  • 口腔内スキャナー
    (TRIOS 3 : 3Shape社 製)

    歯型を取る時に「印象」と呼ばれる柔らかい素材を使用した型取りを経験したことがある方も多いのではないかと思います。最近の型取りは不快感が少なくなってきたとはいえ、“オエッ”と苦しくなったり、いまだに抵抗のある方も多いのではないでしょうか。当院に導入されているTRIOS 3 オーラルスキャナーは小さな口腔内カメラでフルカラー、3Dで口の中を撮影する事ができ、それを高解像度でスキャンすることによって、コンピュータ上で立体的に解析し、従来の印象で取った歯型と同じかそれ以上の治療を行う事が出来る「デジタル印象採得装置」です。この装置により、歯型を取る時の不快な気持ちを軽減、歯型を取るまでの時間を大幅に削減し、より快適な治療を推進する事が可能になります。インプラント、審美歯科、矯正の治療の時にも使用します。
  • エアフロー
    (エアフローワン : EMS社 製)

    エアフローとは、歯面清掃を行う機械の一種で、非常に細かなパウダー粒子をジェット噴射で歯に吹き付けることにより、歯にこびりついた汚れを効果的に落とすことができる、という機器です。一般的には、歯科医院で主に歯の着色やヤニ除去の用途として使われていますが、歯周ポケット内の歯周病の細菌除去にも効果が高いため、当院では歯と歯茎の健康のためにも、エアフローによるクリーニングを積極的におすすめしています。当院では、予防歯科で有名な、スウェーデンのイエテボリ大学で使用されている機械を使用しています。通常の歯石を除去する機械や器具でも、弾き飛ばしたり、擦り取ったりすることで、ある程度の着色や細菌を除去することは可能ですが、器具が届く限界があるので、細部まで取り切ることはできません。エアフローの場合、超微細パウダーを使用しますので、歯の間や歯周ポケット内部といった細かい部分にも隅々までパウダーが入り込み、従来の器具・機械が入らない部分でも効果的にお掃除をすることができます。そのため、歯周病菌をいかに取り除くか、ということが要となる歯周病治療において、エアフローはとても重要な役割を果たすと言えるのです。また、超微粒子のパウダーを使用するため、従来の「研磨剤とブラシやラバーカップなどにより機械的に擦り落とすクリーニング」と比べ、歯や詰め物・被せ物などの人工物を傷つけずに優しくクリーニングできるのも特長です。ホワイトニングと一緒に受けられるのもおすすめです。
  • ピエゾサージェリー
    (ピエゾホワイト : メクトロン社 製)

    ピエゾサージェリーとは三次元の超音波振動で切削する最新鋭の手術器具です。骨や歯のような硬い部分にのみ反応するという特徴があるため、粘膜や歯茎、神経や血管などといった軟組織を傷つけることなく安全に骨などを削ることができる最新の機器です。当院のピエゾサージェリーは、脳外科でもともと使用されていた機器を歯科用に開発したもので、その安全性は既に確立されています。ピエゾサージェリーを使うことにより、インプラントや親知らずの抜歯のような外科手術において、骨へのダメージを最小限にした、身体的ストレスの少ない、安全性の高い手術が可能となりました。また、根の治療や歯の形成などにも使用できるため治療の応用性や操作性も高く、切削部分の長さや深さを正確にコントロールしながら治療を進められるため、高度で緻密な作業を要する治療には特に高い効果を発揮する治療機器です。