🦷歯を磨き過ぎていませんか⁇🦷

2023年03月24日

~オーバーブラッシング〜

 

歯と口の健康を守るためには、毎日の歯磨きがとても大切です。
しかし、虫歯にならないようにと磨きすぎてしまうと、歯の寿命を縮めてしまい、
かえってさまざまなトラブルを引き起こしてしまう可能性があるのをご存知でしょうか?

オーバーブラッシングとは、歯磨きのときに力を入れすぎていたり、
磨く時間が長かったり、歯磨き粉をたくさん使うことによって歯や歯茎に傷がついてしまうことです。
オーバーブラッシングを続けていると、さまざまなトラブルを引き起こすことがあるので注意が必要です。

フェストゥーン…主に誤った方法によるブラッシングや力の入れ過ぎによって起こる歯肉の縁が浮き輪状に盛り上がった歯肉の形態異常

クレフト…過度の力を加えた縦みがきと、それに伴い停滞するプラーク(歯垢)が原因と考えらる歯肉がV字状やU字状に裂けた状態

歯肉退縮…いわゆる歯茎下がり。歯ブラシが開くほどゴシゴシ力を入れて磨くなどで、歯肉が磨り減ってしまう状態

くさび状欠損…粒子の大きい研磨剤を含有した歯みがき剤の使用、歯みがき剤の使い過ぎ、ブラッシング時の力の入れ過ぎなどでくさび状に削られた歯質の欠損。主に犬歯や小臼歯の唇側歯茎が好発部位

*スティップリング…健康な歯茎に見られるオレンジの皮の様なつぶつぶ

 

 

歯茎の腫れや痛みが続く場合は歯科医院を受診しましょう。

噛み合わせの不具合などで不調を起こしている場合もあります。

 

札幌歯科 院長  坂本 渉  Sho Sakamoto

歯学博士
米国ロマリンダ大学インプラント科卒業
北海道医療大学歯学部歯周歯内治療学分野非常勤講師

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医