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歯周病(歯肉炎・歯周炎)の原因

2021年06月16日

お口の中にはおよそ400~700種類の細菌が住んでいます。

これらは普段あまり悪いことをしませんが、ブラッシングが不充分だったり、砂糖を過剰に摂取すると細菌がネバネバした物質を作り出し、白または黄白色の沈着物が歯の表面にくっつきます。

これをプラーク(歯垢)またはバイオフィルムと言い、歯周病の原因となります。

強固に歯にくっついているだけでなく、うがい薬などの薬品だけでは除去しにくい状態になっています。

そのため、健康な状態を維持するためには、付着したプラークをしっかりと歯ブラシ等で除去することが大切になります。

プラーク1mgの中には、約10億個の細菌が住みついていると言われ、むし歯や歯周病をひき起こします。

中でも歯周病をひき起こす細菌が多く含まれていると言われています。

歯周病は、プラーク中の細菌によって歯肉に炎症をひき起こしされ、やがては歯を支えている骨を溶かされていく病気のことで、結果的に歯を失う原因となります。

プラークは、取り除かなければ硬くなり、歯石と言われる物質に変化し、歯の表面に強固に付着します。これはブラッシングだけでは取り除くことができません。この歯石の中や周囲に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けていきます。

歯周病は基本的に、プラークや歯石を、日頃の歯磨きや定期的な歯科検診で、除去することで予防することができます。

※歯周病を予防するには、歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉の境など、かなり行き届いた歯磨きが必要です。本人は充分磨けていると思っていても、実際には歯ブラシだけでは不充分な事がよくあります。そのために、歯科医師や歯科衛生士による各個人に合った歯ブラシと補助的な清掃用具(フロス・歯間ブラシ等)による歯磨き指導を受ける事をお奨めします。

まれに遺伝性の病気など予防できない歯周病もあります。歯周病そのものが遺伝することはありませんが、遺伝性要因がある特殊な歯周病があるのです。

また、近年、遺伝子診断により、本当に遺伝的に歯周病になりやすい人、なりにくい人がいるかどうか科学的に解明されつつあります。

遺伝的な要因以外にも、口の中の状態と全身状態による歯周病のなりやすさがあります。前者は歯並びや歯周病菌の種類や粘膜の形が影響しますし、後者は生活習慣(喫煙など)やそれに関する病気(糖尿病など)等、色々な要素が関わって歯周病にかかりやすくなるのです。

また、妊娠されている女性は口腔内に分泌されるホルモンの影響で歯肉の炎症が起こりやすくなっていたり、閉経前後には歯肉の上皮が剥がれ落ちてしまうことによる歯肉の炎症(慢性剥離性歯肉炎)が起こりやすくなる言われています。

 


札幌歯科 院長  坂本 渉  Sho Sakamoto

歯学博士
米国ロマリンダ大学インプラント科卒業
北海道医療大学歯学部歯周歯内治療学分野非常勤講師

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医