🦷虫歯治療や根の治療で使うラバーダムって何の意味があるの?🦷

2023年07月21日

皆さんはラバーダム防湿法をご存知ですか?

ラバーダムを使用している歯医者さんはあまり多くありません。
虫歯治療や根管治療(歯の根の治療)で登場する薄いゴム製のシートのことを「ラバーダム」と言います!

ラバーダムを使う理由

根管治療では、根管内にいる細菌をできるだけ消毒すること、新たに根管内に細菌を侵入させないことが大切です。そこで根の治療をする際に、治療する歯に唾液や呼気による湿気を防ぐために口腔内全体をラバーダムでカバーし、歯の部分だけを露出するラバーダム防湿法を行います。

確実に処置を行うためには重要な前処置です。

  

ラバーダム防湿法のメリット

🦷治療する歯をキレイな状態を保ちます

唾液の侵入を防ぐことで、歯は清潔で乾燥した状態を保つことができます。また、治療に必要な薬も口の中に流れ出る危険が少なくなります。

🦷治療を丁寧に行うことができます

感染源となる唾液を排除する以外に、口の中の組織の排除と保護が行えます。ラバーダムをしなければ、歯科医師が口唇や頬を押さえ口の中を見やすくする必要がありますが、その役割をラバーダムが補います。自由になった左手が使えるので、より丁寧な治療が可能となります。

🦷安全に治療を行うことができます

ラバーダム防湿法をご理解していただくことで治療を安心して受けることができます。治療器具の誤嚥の予防にもなります

 

ラバーダム防湿法のデメリット

鼻で呼吸できない方、長い時間口を開けているのが辛い方には適さないことがあります。

ゴムアレルギーの方には使用できない場合があります。

 

札幌歯科では虫歯治療や根管治療にラバーダム防湿法を行っています。

お気軽にご質問ください!

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医

米国ロマリンダ大学インプラント科 卒業
北海道医療大学 歯学部 歯周歯内治療学分野 非常勤講師
歯学博士

札幌歯科 坂本渉