🦷口臭って何で発生するんだろう?🦷

2023年06月02日

「歯磨きしたのに口臭が気になる…。」

口臭には様々なニオイの原因が存在します!

口臭は大きく分けて2つあります

 

1.  生理的口臭
誰にでもあるニオイで唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるために起こるものです。特に起床直後、空腹時、緊張時は口臭が強くなります。しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要はありません。

2.  病的口臭
鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、むし歯(う蝕)、歯垢(歯の周りに付く細菌の固まり)、歯石、舌苔(舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり)、唾液の減少、義歯(入れ歯)の清掃不良などがあげられます。病気の原因を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので医師の診断を受けましょう。

 

3.  その他の原因
ニンニク、ネギ、酒、タバコなども一時的な口臭の原因になります。
ストレスにより唾液量が減る事で口臭が強くなることもあります。

 

ニオイの原因を知ることで口臭は治療することが可能です。

口臭はとてもデリケートなお悩みだと思います…。
ですが、ひとりで悩まずにぜひ一度歯科医師にご相談を!

 

 

札幌歯科 院長  坂本 渉  Sho Sakamoto

歯学博士
米国ロマリンダ大学インプラント科卒業
北海道医療大学歯学部歯周歯内治療学分野非常勤講師

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医