🦷やってはいけない間違った歯の応急処置🦷

2023年04月21日

歯にトラブルが生じた時、歯科医院には行かず、自己判断で応急処置をしたりしていませんか?
今回は「やってはいけない間違った応急処置」についてのお話です。

 

✖️外れてしっまた歯の詰め物•被せ物を自分でくっつける

歯の詰め物・被せ物は外れることがあります。

「奥歯でものを噛んでいたら取れた」
「歯磨きしていて変だと思ったら既に外れていた」…など

詰め物•被せ物が外れてしまった時、接着剤などを使って自分で取り付けることは絶対にやめましょう。

噛み合わせの不具合や周囲の歯も含めて虫歯などのトラブルが生じるケースもあるためです。また、歯と被せ物のわずかな隙間から細菌などが侵入し、治療済のところが再び虫歯になってしまう事もあります。

外れてしまった詰め物や被せ物は、歯科用の接着剤で固く合着していたものですから、一度外れると完全に同じ状態には戻せません。

仮にもとの位置に収まったと感じても、接着面は不安定のため、またいつ外れてもおかしくありません。誤飲の原因にもなりますので、不安定な詰め物・被せ物は口の中に入れておかないようにしましょう。

 

正しい処置法は⁇

できるだけ早く歯科医院で治療を受けましょう。

詰め物・被せ物が取れてしまったあとの穴は、放っておいても治ることはありません。
そして、穴の部分は象牙質(エナメル質の内側)が露出しているため、脆弱な状態になっています。

時間がたつにつれ、その中に食べ物のカスが詰まり、虫歯になるリスクが高まります。

また、詰め物・被せ物が外れたところは歯が欠けやすくなっていることが多いため、早めに受診することが大切です。

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医

米国ロマリンダ大学インプラント科 卒業
北海道医療大学 歯学部 歯周歯内治療学分野 非常勤講師
歯学博士

札幌歯科 坂本渉