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子供の事を考えたら小児矯正治療

2021年06月23日

子供の矯正治療をお考えの親御さんは沢山いらっしゃるかと思います。綺麗な歯並びというのは、何にも代え難い子供への贈り物です。一生使い続ける歯だからこそ、大切に、そして美しく発育させていきたいと思うのが親心だと思います。

そこで今回は、小児矯正治療(子供の矯正治療)についてご説明したいと思います。

 

子供の矯正治療

子供の矯正治療は、大人の矯正治療とはまた違ったメリットがあります。

歯並び、見た目を改善できる大人の矯正治療に対して、

子供の矯正治療は更に大元となる顔面骨格の改善、あごの成長度合いの改善をすることが可能になるので、歯並びが美しくなることはもちろん、虫歯・歯周病の予防、全身の健康回復・維持など、見た目だけではない機能面の改善も認められます。

子供の矯正治療は、将来の口と全身の健康、そしてその維持のために、大きな意味があるのです。

例として、以下のような症状の改善が見られます。

上あごの骨が広がると、狭くなっていた鼻腔や気道も広がるので、鼻づまりやぜんそくの改善、いびきの軽減も期待できます。

下あごの場合は、舌が本来の位置に戻るため、ベロの運動能力や噛んで飲み込む能力の改善に効果があります。 あご全体のバランスを整えることで、体全体のバランスが整い、本来の正常な機能・正常な発育へとつながります。(人間の体で一番重いのは頭です。頭の位置と体の重心のバランスを取るために、あごが重要な働きをしているのです。)

 

子供の矯正治療のメリット・デメリット

《メリット》

・歯を抜かずに治療できる
・大人になってから矯正を行うよりも美しい歯並びを実現できる
・きれいな歯並びで思春期を迎えられる
・将来の虫歯予防につながる
・費用が低めに抑えられる

《デメリット》

・あごの成長の終わる10代後半まで経過観察が必要で、治療期間が長くなることが多い
・あごの成長に合わせて治療するため、一時的に歯並びが悪くなることがある
・骨格的な問題がある場合は、大人になってから再度矯正治療が必要になることがある
・患者さん自身で装着する装置を使う場合、本人が治療に協力的でないと結果が出にくい
・矯正治療中は磨き残しが出ることが多く、虫歯になりやすい
・歯の根が溶ける歯根吸収が起こる場合がある

 

子供の矯正治療の開始時期

子供の口の中は、絶えず変化しています。全く生えていなかった歯が1本、また1本と生えていき、やがては乳歯(子供の歯)で埋め尽くされていきます。こうした劇的に変化していく中で、効果的な矯正治療を行うには、治療のタイミングが非常に重要となります。

まず始めに子供の矯正治療は、大きく2つに分けられることを知っておいてください。

それは第一期治療と第二期治療です。

第一期治療

子供の歯が生え始める時期から子供の歯と大人の歯が入れ替わる時期に行われる矯正治療です。具体的には、早ければ子供の歯が揃い始める3歳ごろから、多くの場合は大人の歯との入れ替わりが始まる6歳ごろから開始し、大人の歯への入れ替わりが大体おわる11歳ごろまで行われます。

第二期治療

大人の歯が生え揃った時期に行われる矯正治療です。全ての子供の歯が大人の歯に入れ替わってから行われます。年齢的には12歳を超えたあたりですので、第二期治療が実施されるのは中学生以降ということになります。これらの時期に適切な矯正治療を受けることで、最大限の治療効果を得ることができるでしょう。ただし、矯正治療には様々な例外もあり、一概にこの時期が絶対に正しいとはいえません。

 

治療の開始時期を決める要因

子供の矯正治療の開始時期は、あごや歯の大きさ、歯並びの状態で決定されますが、時期がきたからといって、すぐに矯正治療を開始できるというわけでもないのです。

例えば、指しゃぶりや舌を突き出す仕草など、歯並びに悪い影響を与える“クセ”がある場合は、すぐに矯正治療を始められないこともあります。

なぜならこれらの悪い“クセ”を先に取り除かないと、せっかく矯正治療をしても、また元に戻る可能性があったり、矯正治療の効果が薄れてしまう可能性があったりするからです。

子供の口の中というのは千差万別で、発育の早さも人それぞれです。そういった意味で、子供の歯並びが気になった際には、歯科医院にご相談ください。

もちろん治療が必要でない場合も多いでしょう。 しかし、将来どのような永久歯の咬み合わせになるのかこの時期であれば、アドバイスできます。

咬み合わせの異常に気づいてなくても、多くの子供たちが矯正医のスクリーニングを受けるべきだと思います。

ちなみに、アメリカ矯正歯科学会では、遅くとも7歳までに矯正医のチェックを受けるように推奨しています。

The American Association of Orthodontists (AAO) recommends that all children have a check-up with an orthodontic specialist no latter than age 7.

 

 

大人の矯正治療は、そもそも見た目の改善を目的にしたところから始まっています。

確かに見た目はよくなるかもしれませんが、、、

現代人はただでさえ、あごが小さくなっているのに、歯を抜いて歯並びを小さくすると、

舌が本来の位置に戻れなくなり、ベロの運動能力や噛んで飲み込む能力が低下したり、

あご全体のバランスが崩れるため、顎関節症(一般的に「あごが痛む」「口が大きく開けられない」 「あごを動かすと音がする」といった症状)になる可能性があります。

子供の矯正治療には、そのようなリスクもなく、様々なメリットがあるのです。

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医

米国ロマリンダ大学インプラント科 卒業
北海道医療大学 歯学部 歯周歯内治療学分野 非常勤講師
歯学博士

札幌歯科 坂本渉