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【親知らず】抜く?抜かない?抜いたら小顔になる?

2021年03月11日

🦷親知らずとは

20代前後に生えてくる最も後ろの奥歯のことで、大人の歯のなかで一番最後に生えてきます。

大人の歯は通常15歳前後で生え終わるのですが、親知らずは20代前後のため、
親に知られず生えてくる事が名前の由来と言われています。

通常は上あごの左右に2本、下あごの左右に2本の合計4本ありますが、もともと親知らずがない人、
4本未満の人など個人差があります。

 

🦷親知らずが痛む原因

親知らずは、生えてくる方向が様々です(真っ直ぐ・横向きなど)。他の歯と同じ様に真っ直ぐに生えていれば、
歯磨きもしやすく、炎症や腫れが起こる事は少ないです。

 

 

 

 

 

しかし、親知らずが横向きに生えてしまい通常とは異なる場合は、上手く歯磨きが出来ないため、虫歯や歯周病になり、
腫れ・痛み・骨の吸収の原因となるわけです。

 

🦷親知らずを抜く事によるメリット・デメリット

《メリット》

虫歯・歯周病の予防
歯ブラシが届きやすくなり、虫歯や歯周病の予防につながります。

口臭の改善
親知らず周辺の汚れから生じる口臭の改善が望めます。

歯並びへの影響がなくなる
無理に生えた親知らずで他の歯が押され、歯並びが少しずつ乱れることがあります。抜く事によって、
他の歯が影響を受けなくなり、歯並びが維持しやすくなります。

《デメリット》

抜歯後の腫れ
抜歯後、腫れや痛みが生じることがあり鎮痛剤を処方しますが、痛みは通常2~3日でしずまります。

食べ物が詰まる
抜いた部分には穴ができ、歯肉が完全にふさがるまで食べ物が詰まりやすくなることがあります。

再出血
抜いた当日に無理をすると、抜いた場所から再び出血することもあります。
その日は飲酒・長風呂・運動などをひかえ、安静に過ごしてください。

 

🦷親知らずを抜くリスク

“上の親知らずのリスク”

歯を抜いた穴が、上顎洞という鼻の空洞と交通した場合には、血液、水、空気などが鼻から漏れたりする場合があります。ただし、基本的には、自然に封鎖することがほとんどです。

 

“下の親知らずのリスク”

下あごの骨の中を通っている太い神経を傷つけてしまうと、抜いた後に唇や舌のマヒなどを引き起こすことがあります。

顔に内出血が出る可能性があります。そのため、抜く前にレントゲン写真等で細かく検査する必要があり、
CTと呼ばれる3次元画像を撮ることもあります。

ケースによっては、大学病院などの専門機関をご紹介することもあります。

下の親知らずのほうが抜いた後に腫れや痛みが出やすい。

腫れが出ると口が開けづらくなる。

 

 

🦷親知らずって必ず抜いたほうがいいの? 

親知らずって抜いたほうがいいんですか?とよく患者さんからきかれることがあります。

たしかに親知らずは歯ブラシが届きにくいため虫歯や歯周病になりやすく、痛みや腫れといった症状をよく耳にします。

ただ、すべてにおいて抜かなければならない訳ではなく、歯茎からしっかり出ている親知らずで、適切な歯磨きができる場合は抜かなくても良い場合があります。

しかし、横向きや正常に出ていない親知らずは清掃性が悪く、むし歯、歯周病、口臭の原因や歯並びに悪影響を与えるため、抜歯をおすすめします。

現在、親知らずに違和感や痛みを感じている方は、ぜひ一度検査をお受け下さい。

医師とよく相談し方針を決めることをおすすめします。

 

 

🦷抜歯せずに残しておくと再利用できる? 

 

虫歯などで将来的に歯を失った場合、親知らずが残っていれば移植できることがあります。歯の形や他の条件が良くないと移植は難しいのですが、トラブルを起こしていない親知らずを無理に抜く必要はないかもしれません。

抜いた方が良い場合

移植にも使えるとはいえ、口の中でトラブルを引き起こしている親知らずは抜歯をおすすめします。
例えば、次のような親知らずは抜く必要があるでしょう。

・虫歯、歯周病が進行し、手前の歯に悪影響を及ぼしている場合
・斜めに生えたり、半分埋まっているような状態で汚れがたまりやすい場合
・親知らず周囲の歯肉を咬んでしまう場合
・ウミの袋ができている場合
・歯並びに影響している場合

まず親知らずが生えたら歯科医院に受診し、自分の親知らずがどんな生え方をしているか診てもらうことをおすすめします。

 

 

🦷親知らずを抜くと小顔になれるって本当?

親知らずを抜くと小顔になる、と耳にすることがあります。

まれに顔がほっそりしたようにみえる可能性はありますが、あくまでも可能性の話です。ほっそり見える可能性の理由を挙げてみます。

・親知らずの周囲の骨が痩せる
下の親知らずの場合、エラに近い場所に位置していますので、抜くことで骨が吸収してエラの部分が若干ほっそりする可能性があります。

・顎の筋肉が痩せる
しっかり噛んでいる親知らずを抜いた場合、その部分が噛まなくなることにより筋肉が使われなくなるため、筋肉が痩せていきます。
また、噛み合っていない場合でも、親知らずが手前の歯を押していたりする場合に歯並びがずれたり、違和感を感じることによって無意識にかみしめたり歯ぎしりをすることがあります。
その場合もその原因となっている親知らずを抜くことでかみしめ、歯ぎしりなどがなくなり、筋肉がすっきりしてくることが考えられます。

親知らずを抜歯することで小顔にするという方法に関しては、確実ではないので、医師の中でも意見が分かれていますが、
美容目的で抜歯することはおすすめ致しません。

 

 

日本歯周病学会 認定医
日本歯内療法学会 専門医
日本歯科保存学会 認定医
アメリカインプラント学会 認定医
ジャパンオーラルヘルス学会 予防歯科認定医

米国ロマリンダ大学インプラント科 卒業
北海道医療大学 歯学部 歯周歯内治療学分野 非常勤講師
歯学博士

札幌歯科 坂本渉